原子力イノベーション留学
Studying Abroad for Nuclear Innovation (SANI)

プログラム概要

「原子力イノベーション留学」(Studying Abroad for Nuclear Innovation: SANI)では、将来、原子力分野でのイノベーションを目指す大学院生の研究を支援するため、博士課程学生の米国大学への研究留学派遣を行います。

派遣先は、マサチューセッツ工科大学(MIT)、カリフォルニア大学バークレー校、ミシガン大学、ウィスコンシン大学マディソン校、ノースカロライナ州立大学、テキサスA&M大学の、原子力工学科・専攻の本プログラム派遣学生受け入れを表明している研究室です。

研究テーマは、将来の原子力分野にイノベーションをもたらすことが期待されるものであるものとし、派遣後の国際共著論文、国際会議共同発表等を目指すこととします。

SANI2022 派遣学生がSOFE2023にてMITとの共同研究の成果を発表

令和4年度 原子力イノベーション留学 SANI2022にてマサチューセッツ工科大学(MIT)へ派遣された坂部俊郞さん(京都大学大学院 エネルギー科学研究科 エネルギー変換科学専攻 博士後期課程3年)が、2023年7月9日~13日にイギリスのオックスフォードにて開催された核融合炉工学関連の国際学会 SOFE2023(the 30th IEEE Symposium on Fusion Engineering)に参加し、MITのプラズマ・サイエンス・アンド・フュージョン・センター(PSFC)との共同研究の成果をポスター発表しました。

SOFE2023にてポスター発表をする坂部さん

SOFE2023参加報告(京都大学エネルギー理工学研究所・原子エネルギー研究分野ホームページ)

SANI2022 派遣学生「留学体験記」公開

令和4年度 原子力イノベーション留学 SANI2022派遣学生の「留学体験記」を公開しました。

陣場優貴

坂部俊郞

令和4年度 SANI2022成果報告会

2023年3月28日、令和4年度 原子力イノベーション留学 SANI2022の成果報告会をオンラインにて開催いたしました。

本プログラム第1期生となる令和4年度SANI派遣学生2名が、派遣先研究室での研究活動とその成果、および留学生活について発表しました。両名とも11月末から3月までの4か月間程の短い留学期間でしたが、今後の研究につなげることのできる有意義な研究活動の報告がありました。

令和4年度SANI派遣学生と、その発表内容は以下の通りです。

陣場優貴

所属大学

東北大学 工学研究科 量子エネルギー工学専攻

派遣先
ミシガン大学 原子核工学・放射線科学科
Fei Gao 教授
発表資料

坂部俊郞

所属大学 京都大学 大学院 エネルギー科学研究科 エネルギー変換科学専攻

派遣先
マサチューセッツ工科大学 原子核科学工学科
Dennis Whyte 教授
発表資料

令和5年度 SANI2023 募集説明会 開催報告

2023年2月17日、SANI2023の募集説明会をオンラインにて開催いたしました。
当日の投影資料と動画を公開いたしますので、ご覧ください。

令和5年度 SANI2023募集要項


応募資格

国内の大学に在籍し、原子力分野の研究に取り組んでいる博士課程学生(社会人博士課程学生を除く)。本プログラムでは、日本学生支援機構の派遣条件に準じ、派遣学生は日本国籍を有する学生等又は日本への永住を許可されていることとします。
なお、できるだけ多くの学生に研究留学の機会を与えるという趣旨から、派遣は、自国以外の大学での長期研究留学経験のない学生を優先します。

研究テーマ

原子力分野における将来のイノベーションのための研究とします。派遣後に国際共著論文、国際会議・国内会議での国際共同発表、および今後の共同研究への発展が期待できる研究テーマとします。

派遣内容

SANI2023派遣学生の受入れを表明している研究室 での研究留学。期間は令和5(2023)年9月から4ヵ月間程度。
派遣大学および受入研究室は、SANI選考委員会で応募者の審査を行ったのち、NICP事務局が提携大学窓口教員を通じて受入研究室と調整を行い、受入研究室の意向によって決定されます。なお受入研究室の決定にあたり、受入研究室教員とのオンラインでの面接を実施する場合があります。

派遣先

以下、提携大学原子力系学科で、SANI2023派遣学生の受入れを表明している研究室

派遣予定人数

2名

派遣支援内容

所属キャンパスから出発空港までの往復交通費、留学先までの往復エコノミークラス航空券、現地での滞在費用400,000円/月(ただし滞在期間は3ヵ月間以上4ヵ月間以下。滞在月数に端数がある場合は14日以下支給なし。15日以上1ヵ月間分支給)

応募方法

  1. SANI受入研究室リストや提携大学のHPを見て、受入希望研究室を検討してください。
  2. 「募集要項」に従って、期日までに出願してください。
    *別途、指導教員推薦書(様式1)を在籍大学指導教員へ依頼し、指導教員から直接NICP事務局 <nicp[at]zc.iir.titech.ac.jp> へメールで送付していただくこと。
  3. 応募者に対しSANI選考委員会による書類審査および英語面接を実施します。
  4. 英語面接はオンラインで行います。約10分間で簡単な自己紹介と留学の意義や計画について説明してください。その後、約10分間程度関連する事項についての質問等に答えていただきます。
  5. 審査結果上位学生の受入れ可否をNICP事務局が提携大学窓口教員を通じて受入研究室へ打診します。この際受入研究室教員による応募学生のオンライン面接を実施する場合があります。第2希望までの研究室とのマッチングが成立した場合派遣が決定されます。
  6. 採択の可否は、応募者本人および在籍大学指導教員宛に通知します。

応募締切

令和5年3月15日(水)正午

スケジュール

項目 日時 特記
応募受付締切 令和5年3月15日(水)正午

 

選考面接
(Zoom)
令和5年3月29日(水)
13:30 - 15:30
  • 1人約15 - 20分を予定
  • 面接日時の指定や変更はできません。ご了承ください。
決定通知 令和5年4月3日(月)
  • 選考結果に関する問い合わせにも回答できません。ご了承ください。
派遣準備 令和5年4月 - 8月
  • 在籍・受入大学での留学手続き、ビザ取得、宿舎確保、受入教員との研究詳細のすり合わせ…派遣学生が自ら行うこと
  • 航空券手配・渡航費用支給…NICP事務局が対応
留学派遣 令和5年9月 - 12月

 

成果発表会
(Zoom)
令和6年1月

 

オンライン
募集説明会

令和5年2月17日(金)15:00 - 16:00
  • 参加希望者は、以下に記載のサイト よりお申し込みください。
  • 説明動画は開催後ウエブ上で公開します。

問い合わせ先
各種申し込み/
送付先

項目 URL
オンライン募集説明会 申込サイト https://forms.gle/QXjz5W8mhbsjMGkG9
応募申請サイト https://forms.gle/gHmWSZyp12JjqKUR6
問い合わせ先/派遣推薦書送付先
<東京工業大学 原子力イノベーター養成プログラム事務局>
nicp[at]zc.iir.titech.ac.jp

SANI 2022 募集説明会 開催報告

原子力イノベーター養成プログラム事務局は、令和4年度 原子力イノベーション留学 SANI2022の募集説明会を2022年5月30日、オンラインにて開催いたしました。

当日の投影資料と動画を公開いたしますので、ご覧ください。

令和4年度 募集要項

文部科学省補助事業「国際原子力人材育成イニシアティブ」の活動として東京工業大学では「原子力イノベーター養成プログラム」(Nuclear Innovator Cultivation Program: NICP)を運営しており、このNICPの活動の一環として「原子力イノベーション留学」(Studying Abroad for Nuclear Innovation: SANI)2022 を実施します。

SANI2022では、将来原子力分野でのイノベーションを目指す大学院学生の研究を支援するため、米国大学の原子力系学科への博士課程学生の研究留学派遣を行います。

応募資格 国内の大学に在籍し、原子力分野の研究に取り組んでいる博士課程学生(社会人博士課程学生を除く)。 本プログラムでは、日本学生支援機構の派遣条件に準じ、派遣学生は日本国籍を有する学生等又は日本への永住を許可されていることとします。なお、できるだけ多くの学生に研究留学の機会を持っていただくという趣旨から、派遣は、自国以外の大学での長期研究留学経験のない学生を優先します。
研究テーマ 原子力分野における将来のイノベーションのための研究とします。派遣後に国際共著論文、国際会議・国内会議での国際共同発表、および今後の共同研究への発展が期待できる研究テーマとします。
派遣内容 受け入れ可能教員リストにある教員の研究室での研究留学。期間は令和4(2022)年11月から4ヵ月間程度。留学先での研究内容および受け入れの可否は派遣を希望する学生自身が受け入れ教員と交渉することとします。
派遣先 以下、提携大学原子力系学科で、SANI2022 派遣学生の受け入れを表明している研究室
  1. マサチューセッツ工科大学 原子核科学工学科   ※以下、応募方法の(注)を参照のこと
  2. カリフォルニア大学バークレー校 原子核工学科
  3. ウィスコンシン大学マディソン校 原子核工学・物理工学科
  4. ミシガン大学 原子核工学・放射線科学科
  5. ノースカロライナ州立大学 原子核工学科
  6. テキサスA&M大学 原子核工学科
派遣予定人数 4名
派遣支援内容 出発空港への往復交通費、往復のエコノミークラス航空券、現地での滞在費用200,000円/月(ただし滞在期間は3ヵ月間以上4ヵ月間以下。滞在月数に端数がある場合は14日以下支給なし。15日以上1ヵ月間分支給)
応募方法
  1. 派遣希望者が、直接希望する教員に連絡をとり、留学受け入れ交渉を行う(注)。リストにない教員の研究室への留学は対象外。交渉の際には、自己の履歴、現在の研究内容、これまでの研究実績、希望する研究内容を明らかにすること。コンタクトの際は本プログラムへの応募を計画している旨を明記し、メール送付の際は、NICP事務局 <nicp[at]zc.iir.titech.ac.jp> をcc.に含めること。NICP事務局にcc.を入れずに交渉を行った場合は応募を受け付けません。受け入れの承諾が得られた場合は、留学期間、研究テーマが記載された受け入れ教員からのメールを得ること。なお、リストにある連絡先にメールを送ってもコンタクトが取れない場合は、NICP事務局にご相談ください。

    (注):MITへの留学を希望する場合は、直接希望する教員に連絡せず、受け入れ希望教員名(第2希望まで記載)、希望研究テーマおよび研究内容を英語で明記し、自己の履歴、現在の研究内容、これまでの研究実績を記載した英文履歴書を添付して、事前にNICP事務局までお送りください。

  2. メールの件名は以下のようにすること  ※MIT以外の大学へ送付する場合
    件名:Request for acceptance to study abroad for research under the SANI program
    本文での説明例:
    I am planning to apply for the program Study Abroad for Nuclear Innovation, SANI, by Tokyo Institute of Technology. If you agree to accept me as a research student, I will apply to SANI for assistance with travel and accommodation expenses.

  3. 受け入れの承諾を得た後、SANI2022応募申請サイト   から申し込む。その際、受け入れ先教員の承諾メール(留学期間、研究テーマが記載されているもの)の写しを提出すること。

  4. 指導教員推薦書(様式1  )を在籍大学指導教員へ依頼し、指導教員から直接NICP事務局 <nicp[at]zc.iir.titech.ac.jp> へメールで送付していただくこと。
応募締切 令和4(2022)年7月6日(水)正午
派遣スケジュール 項目 日時 特記
応募受付締切 令和4(2022)年
7月6日(水)正午
派遣選考面接(Zoom) 7月13日(水)
10:00 - 12:00
※1人約15 - 20分を予定
※面接日時の指定や変更は受け付けませんので、あらかじめご了承ください。
派遣学生決定通知 7月15日(金) ※選考結果に関する問い合わせには回答いたしませんので、あらかじめご了承ください。
派遣準備 7月 - 10月 ※在籍および受け入れ大学での留学手続き、ビザ取得、宿舎確保、受け入れ教員との調整…派遣学生が自ら行う
※航空券現物・渡航費用支給…NICP事務局が対応
留学派遣 令和4(2022)年11月 –
令和5(2023)年2月
成果発表会(Zoom) 令和5(2023)年3月
オンライン
募集説明会
令和4年5月30日(月)
10:00 - 11:00
※参加希望者は、以下に記載のサイトより申し込むこと。なお、説明動画は開催後ウエブ上で公開します。
問い合わせ先
各種申し込み/
送付先
項目 URL
オンライン募集説明会 申込サイト https://forms.gle/ZzKqtEVT53uGtSfz8
応募申請サイト https://www.t2form.titech.ac.jp/sv/569618?lang=ja
問い合わせ先/派遣推薦書送付先
<東京工業大学 原子力イノベーター養成プログラム事務局>
nicp[at]zc.iir.titech.ac.jp
 Home